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こんにちは、『秋空〜』を書いたひとです。
私の思う、私の伝えたかったこと、
そしてもしかしたら、ちょぉぉおおっとだけ役に立つかもしれないことを、
書かせていただきたいと思っています。
私の勝手で、文章を読ませる時間を取ってしまってごめんなさい。
さて。高校生や大学生、社会人まで、いろんなサークルを作る人が居ます。
その中には、もちろん演劇をやっているサークルもあるのです。
けれど、たいていの演劇サークルは、「人間関係」という、
芝居の高みを目指すことと全く関係のないところで崩れていきます。
アメリカの言葉に、「mind your own business」という言葉があります。
私は、仲間というのはビジネスでありたいと思っています。
冷たいとか、情を挟まないと言うことではありません。
互いに、互いを利用しあうのです。
互いの目的のために。
もちろん演劇部にいるからと行って、全員が役者なり脚本書きなり、プロの明かり屋なりを
目指すわけではないでしょう。
けれど、そこには「目的」があるはずだし、あるべきなのです。
例えば、「部活に入って友達を作りたい」という目的。
「芝居を、楽しんでやってみたい」という目的。
「役者になりたい」という目的。
「●●と同じ所にいたい」という目的。
「脚本を書きたい」という目的。
『なんとなく』では無いはずです。
『なんとなく』からは、行動は生まれませんから。
一人一人が、みんなを利用しているのです。
誰かといっしょにいるために、部活を利用している。
役者をやるために、脚本書きやスタッフ、演出を利用している。
芝居を楽しんでやるために、仲間の存在を利用している。
誰かと仲良くなるために、部活を利用している。
みんなと仲良くするために、仲間を作るために部活にいるのなら、
「仲良くしよう」と、言ってもいいわけです。
けれど、役者をやるため、芝居をやるためにそこに居る人は、
仲良くしたくないかもしれない。
そのために時間を割くことすら、面倒なくらい一生懸命なのかもしれない。
そうしたら、交換条件を出せばいいのです。
『あなたの、「みんなで仲良くする」目的のために仲良くする。
だから、私の「芝居をやる」目的のために相手役をやって』
これは、「ビジネス」です。
芝居をやることは、自分の目的だと認識しやすいかもしれません。
けれど、「みんなで仲良くする」ことも、結局は個人の目的なのです。
「仲良くしようよ」という言葉は自然に思えますが、
それだって一つの「自分勝手」の形なのです。
だからといって、「自分勝手」だと責めても、何も始まらないでしょう。
だから、「ビジネス」なのです。
自分の自分勝手を許してもらう変わりに、相手の自分勝手を許す。
感情ではない。理屈として当たり前のこととして。
さぁ、ここでちょっと未来のことを考えてみましょう。
さっきの交換条件の台詞の跡で、誰かが「自分勝手だ」と言ったと考えましょう。
「何よ、あたしは仲良くしようって言っただけなのに」
「当たり前の事じゃない、そんなことも出来ないの?」
「あなたの目的はあなたの目的。どうしてあたし達がそれにつきあわなくちゃいけないのよ」
「自分勝手!」
・・・と、なりませんか?
そうすると、何か創り出せますか?
一人一人の伝えたかったことは、観客に、仲間に、伝わりますか?
一人一人のほのかに持っていた目的は、達成されますか?
思い出して下さい。
どうしてあなたは今、その集団にいるのか。
演劇部に限りません。これから高校で、そして私も体験していませんが、
多分大学でも、恋愛でも、友人関係でも、社会でも、それから先でも、
同じような問題がぐるぐるぐるぐる回り続けると思います。
「秋空のうた」。
美紀は加奈のことを助けたかった。
加奈は美紀に助けてもらいたかった。
なのに、どうして?
美紀は、加奈に「助けたいよ」と、言わなかった。
加奈は、美紀に、「助けて」と、言わなかった。
自分の本当に伝えたいことを、やりたいことを、して欲しいことを、
よく、思い出して、
言葉にして下さい。
言葉じゃなくてもいい。たわいない会話でも、ふとしたときに手をつなぐことでも。
ただ、しっかりと伝えなければ。
加奈が美紀に助けを求めるのは、とても自分勝手。
美紀が加奈を助けたいと思うのは、とても自分勝手。
でも、もしかしたら、助けてくれるかもしれないから、助けを求めているかもしれないから。
もしかしたら、同じ方向へ歩いていけるかもしれないから。
賭けてみよう。伝えてみよう。
それをきっと、桜子先生や美奈子先生は知っていたのでしょう。
「あたしは仲良くしたい」
「あたしは楽しくやりたい」
「私は役者をやりたい」
「私は○○の手伝いがしたい」
「私は見に行きたい」
同じ方向へ歩いていけるはずです。
まず、伝えて下さい。
私の場合は、それが脚本であり、文字でした。
伝えられなかった「大好きだよ」。
自分がここにいる本当の目的をはっきり思い出せなかったら、
加奈を思い出して下さい。
自覚して、言うこと。
それだけです。(^-^)
加奈と美紀の存在で、どうか私の考えていることがみなさんに伝わりますように。
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